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音楽クラコ座vol.9「集中音楽〜5分以内の小宇宙」






今回の音楽クラコ座は、ちょっと趣向を変えて短い曲ばかりを集めてみました。短い曲には、作曲家がその曲で表現したいことがぎゅっと詰まっています。なにしろ制限時間があるので、作曲家はその「やりたいこと」に集中するのです。一方、音楽を聴く方も、初めて聴く曲ならば長い曲よりも短い方が「なるほどー、この曲はこういう曲なんだ」とよけいなことに振り回されずに聴き噛みしめることができるかもしれません。
そんなわけで、プログラムは短い曲ばかり13曲。最長5分、最短○秒⋯⋯
えっ、これだけ!?
みたいな曲もあります。
ちなみに曲数だけでなく出演者数も楽器の種類も、音楽クラコ座史上最多です。
まるで美術館にさまざまな絵を観に来たみたいなコンサート、ぜひ自分の好きな曲を探しに来てください!



音楽クラコ座vol.9「集中音楽〜5分以内の小宇宙」

2020年2月8日(土)15:30開演(15:00開場)
HITOMIホール(名古屋市中区葵三丁目21番19号)
一般3000円 学生1500円
(ご予約受付中/全自由席)



【プログラム】(演奏順未定)
ゼバスチャン・クラーレン/M.B.R.M.M.P.P. (2010)
アルド・クレメンティ/三つの小品 (1955)
パトリシア・スセナ・デ・アルメイダ/飛翔 (2010)
ジェラール・ペソン/散らかっててすみません (2009)
ジェラール・ペソン/人生はクリスマスツリーのようなもの (1992)
ヨハネス・シェルホルン/シャンソン~エルンスト・ヤンドルとの愛の歌 (2010)
ヤニス・クセナキス/カリスマ (1971)
マーク・アンドレ/iv 9 (2010)
アンナ・アルクシナ/吹きつけ (2012)
ヨゼフ・マティアス・ハウアー/十二音の戯れ(2.9.1956) (1956)
ミカリス・ラピキダ/ダイアリー:エントリーII – 60:30+5(ポリドールのための子守歌) (2007)
エンノ・ポッペ/シュヴァイス (2007/10)
マーク=アンソニー・タネジ/サラバンド (1985)




【出演】(*賛助出演)
フルート:丹下聡子
フルート/バスフルート:橋本岳人*
オーボエ/イングリッシュホルン:山本直人*
クラリネット/バスクラリネット:葛島涼子
クラリネット:トン・ブルックス・信雄*
サクソフォン:磯貝充希*
打楽器:木村宇大*
ピアノ:内本久美
ヴァイオリン:二川理嘉
ヴァイオリン/ヴィオラ:江頭摩耶
チェロ:石本卓斗*




主催 音楽クラコ座
助成 公益財団法人アサヒグループ芸術文化財団/名古屋市芸術文化団体活動助成
協賛 村松楽器販売株式会社












岐阜公演終了しました!

9月26日に岐阜市のクララザール じゅうろく音楽堂で行われた「新しい音楽の扉を開こう!」(主催/サラマンカホール、公益財団法人 十六地域振興財団)は、満席の大盛況のうちに終わることができました。ご来場の皆様、そして企画していただいた主催者の方に厚く御礼申し上げます。

山本裕之の編曲によるクラシックの名曲集、そしてクラコ座のレパートリーであるカスティリオーニとマナヴの現代曲、というプログラム。膨大なアンケートを拝見すると、編曲がよかったというご意見に混じって、現代音楽の面白さをかかれた方が多くいらっしゃったのが印象的でした。やはり現代音楽は生で聴いていただきたいですね!

ムソルグスキー《展覧会の絵》から〈プロムナード〉。

サン=サーンス《白鳥》。

エズカン・マナヴ《ルードゥス・モダリス》。

ヴァイオリン江頭摩耶の詳しい解説付きでした。

アンコールはムソルグスキー《展覧会の絵》から〈キエフの大門〉。

演奏する時に立ち上がる演出付きです。

クララザールは席数100人あまりの大きさで、クラコ座の編成に丁度良いサイズなのですが、とにかく音がキレイで演奏しやすいホールでした。あまり知られていない岐阜の素晴らしいホールです。

なおピアニストはゲストの城寿昭さん。美しい音を聴かせていただきました!

岐阜公演「新しい音楽の扉を開こう!」のお知らせ

音楽クラコ座が、岐阜市に初上陸します!

日時:2019年9月26日(木) 18:30開場 19:00開演
会場:クララザール じゅうろく音楽堂(岐阜県岐阜市本郷町1丁目28)

全自由席 一般1,000円 メイト900円

プログラム:
ムソルグスキー:組曲〈展覧会の絵〉より《プロムナード》
ヨハン・シュトラウスII:アンネンポルカ
ヨハン・シュトラウスII&ヨゼフ・シュトラウス:ピチカートポルカ
ヨハン・シュトラウス:ポルカ《雷鳴と稲妻》
エルガー:愛の挨拶 作品12
サン=サーンス:〈動物の謝肉祭〉より《白鳥》
N.カスティリオーニ:「美しいヴェレーナ」の11の舞曲
エズカン・マナヴ:ルードゥス・モダリス

出演:
フルート:丹下聡子
クラリネット:葛島涼子
ヴァイオリン:二川理嘉
ヴィオラ:江頭摩耶
チェロ:野村友紀
ピアノ:城 寿昭

主催/サラマンカホール、公益財団法人 十六地域振興財団
後援/岐阜県

席数108,室内楽に最適な素敵な会場です。

プログラムにクラシックの名曲が並んでいて「クラコ座らしくないな」と思われるかもしれませんが、そこはクラコ座、普通の編曲のはずがありません。クラコ座の編成で、「新しい音楽」を旨とするクラコ座ならではの「新しい編曲」をお楽しみください。

 

 

 

 

 

 

 

 

[9月17日追記]本公演は、おかげさまでチケットが完売しました

ご購入戴きました皆様、当日の公演をご期待ください!

「トルコ現代音楽の系譜」終了(そして今後の予告)

遅ればせながら、2月9日に「トルコプロジェクト」の第2弾を無事開催致しました。
今回は小編成ながら、トルコ5人組をはじめ充実したラインナップを皆様にお届けできたと思います。

 

 

 

←サイグンの曲について熱く語る江頭摩耶(violin)。

 

 

 

↓新作の作曲者アルトゥン・チェケム氏も来場。

次回は9月26日に岐阜市のクララザールでクラシックも交えた公演を行います(とはいってもクラコ座なので、もちろんクラシックを普通に演奏することはありません)。クラコ座がクララザールで弾くのは初めてです。

そして第9回公演は2020年2月8日(土)に千種のHITOMIホールで開催決定! これまた一筋縄ではいかないプログラムを予定しています。

どうぞお楽しみに!!

「トルコ現代音楽の系譜」リハーサル

今回はクラコ座定期のプログラムとしては珍しく、「近代作品」が入っています。

1907年生まれのサイグンは知る人には知られている作曲家なので、東京でも「サイグンやるの!?」などという反応をいただきます。トルコ5人組から、今回はサイグンと1908年生まれのアクセスを取り上げます。

現代作品は1966年生まれのネムトゥルと1992年生まれのチェケムの音楽。同じピアノトリオなのにまったく様相が異なる作品です。

ネムトゥルは途中で「ホロン」のようなトルコの民族音楽的な特徴あるリズムが出てきます。しかしその処理の仕方は当然「5人組」のようなダイレクトに民族性を醸し出すようなものではなく、あくまでもリズムを抽出したというレベルに意図的に留め、一方で微分音を多用した複雑な音響の支配が上の世代である「5人組」との歳を際立たせています。

チェケム作品は書き下ろしです。ピアノの音の大半は内部奏法で、弦楽器も特殊奏法ばかり。なので従来的な「ピアノトリオ」の範疇には入りません。トルコの若い作曲家のヨーロッパ指向が如実に表れています。

第8回公演「トルコ現代音楽の系譜」(音楽クラコ座 トルコ・プロジェクト2019)

第8回公演は、前回に引き続き「音楽クラコ座トルコ・プロジェクト」の第2弾!

前回公演では、いまを生きるトルコの作曲家を集めてみました。しかしトルコの現代音楽にも「系譜」があります。その祖は、トルコが近代化した20世紀前半に、トルコの民族音楽と西洋音楽の融合させ「国民音楽」の創造を目指した、「トルコ五人組」と呼ばれる作曲家たちです。

本公演では、トルコ五人組の中から代表格であるアハメット・アドナン・サイグンネジル・キャーズム・アクセスの作品、そして再び現代を生きるトルコの作曲家からメフメット・ネムトゥルアルトゥン・チェケムを紹介します。特にチェケムは若手の有望な作曲家で、今回の作品は世界初演となります。

古巣のスタジオ・ハルに戻ってお届けする音楽クラコ座第8回公演「トルコ現代音楽の系譜」、ぜひお楽しみに!

 

2019年2月9日(土)14:00 開演(13:30 開場)
スタジオ・ハル(名古屋市千種区春岡)
[前売]一般2500 円 学生1500 円
(発売中/全自由席)

【出演】
ヴァイオリン:二川理嘉
ヴァイオリン/ヴィオラ:江頭摩耶
チェロ:野村友紀(ゲスト)
ピアノ:内本久美

【プログラム】
アハメット・アドナン・サイグン《組曲》 Ahmet Adnan Saygun: “Demet” Suite for violin and piano Op.33 (1965)
ネジル・キャーズム・アクセス《弦楽トリオ》より第3楽章 Necil Kazım Akses: 3rd movement from “Trio” (1945)
メフメット・ネムトゥル《アイリリクチェズメ》 Mehmet Nemutlu: Ayrılıkçeşme (2015)
アルトゥン・チェケム《聖なる謎の漏洩》(2018/世界初演) Artun Çekem: Leaked Tape from the Sacred Mysteries (2018/World Premier)

いまのトルコの現代音楽は、20世紀前半にトルコ共和国の初代大統領となったアタチュルクに呼応して、祖国の音楽面における西洋近代化に全力を傾けた、いわゆる「トルコ五人組」にその祖を認めることができる。彼らはトルコの伝統音楽と西洋音楽の融合を目指し、「国民音楽」の創作を目指したとされる。

2018 年2 月のトルコ・プロジェクト第1 弾では、今を生きるトルコの作曲家達による作品を演奏したが、第二弾では少し遡ったところにあるトルコ五人組の代表格であるサイグンとアクセス、そしてその先に続く現代の作曲家としてネムトゥルの非常に個性的な音楽と若手チェケムの新作を紹介する。20 世紀以降、トルコの音楽も他の世界中の音楽と同様に、ナショナリズムとグローバリズム、民族音楽とテクノロジーの波という近現代のフォーマットの上に展開しているが、彼らの独特な感性、そしてヨーロッパと中東の交点が育んだユニークな音楽の端緒を垣間見て欲しい。

★ご予約方法

当サイトからの直接予約

下記のご予約フォームからお申し込みいただきます。
チケットは当日受付にて代金とお引き換え致します。

ご予約フォーム

スタジオ・ハルは小さな会場です。満席が予想されますので、ご予約はお早めに!

動画の公開をはじめます

音楽クラコ座の演奏の様子を、「メディア」のページで動画で公開します。
http://qulacoza.net/?page_id=595

とりあえず2016年の公演から、

 

C. アイヴズの「ラルゴ」


J. テニーの「ハーモニウム#5」


 

今後少しずつ増やしていきますので、どうぞお楽しみに!

(でも現代音楽の面白さはやはりライブです⋯⋯)

「ヨーロッパの東端で」終了

2月23日開催のvol.7「ヨーロッパの東端で」が無事終了しました。

おそらく日本で初めての、トルコの現代音楽を紹介するプロジェクト。トルコからは新作初演のトルガ・ヤヤラール氏も来日し、盛況のうちに幕を閉じました。

また今回はゲストとしてピアノの扶瀬絵梨奈さん、クラリネットの河野真子さん、歌で谷本尚隆さんにも出演していただきました。これまでの公演の中で最も大所帯です。



音楽クラコ座のトルコ・プロジェクト、まだ終わりません!

「ヨーロッパの東端で」トルコ現代音楽リハーサル開始

音楽クラコ座トルコ・プロジェクト2018「ヨーロッパの東端で」のリハーサルが始まりました。

 

チェロの佐藤光。チェロは毎回難曲を何曲も背負いこむ運命にある楽器です。今回もポリスチレン(発泡スチロール)を持って登場です。ヤヤラール、トングール、アルティネル、マナヴ作品に乗っています。

葛島涼子は、今回はバスクラリネット専門としてヤヤラールの新曲を演奏します。

フルートの丹下聡子。アルティネル、トング-ル、ヤヤラール作品の他、今回唯一のソロ曲であるドゥンダール作品を演奏します。

チラシには載っていませんが、今回はクラコ座初登場のクラリネット河野真子さんに賛助出演をお願いしています。ネムトゥル、トングール、アルティネル作品に出演して戴きます。この曲のピアノはレギュラーメンバーの内本久美。