音楽クラコ座vol.10「呪術的思考〜マジカル・シンキング」

投稿者: | 2021年9月29日

2年ぶりの定期公演、そのテーマは「呪術」。

科学が発展した現代においても、呪術は音楽にとって実は重要な影響を与えています。
現代音楽にさえ、呪術をテーマとする音楽があります。戦後の総音列主義以降、理知的で科学的、時に「非人間的」と批判される現代音楽において、「呪術」という考え方は今の時代でさえその根底に生き残っていました。

ジョリヴェとは何か?

アンドレ・ジョリヴェ(1905-1974)は近代フランスを代表する作曲家です。しかしプーランクやミヨーなどの洒脱な音楽ではなく、シュールレアリズムから影響を受け、打楽器を多用し、刺激的で時にプリミティヴな音楽を多く残しています。特に「呪術」というキーワードからは、人間の根源と音楽の関わりに強い関心を持ったことが伺えます。「呪術的思考〜マジカル・シンキング」では、ジョリヴェの《リノスの歌》の二つのヴァージョンを中心に、そんな曲を集めました。

呪術にまつわる作品など

ジョリヴェのみならず、「呪術」や「神秘」に強い興味を持ち、単なる科学では説明できない音楽の側面を積極的に取り上げた人達がいます。その中からヴィヴィエ、エスケシュ、ヘーデリーン、山本裕之の曲を演奏します。特に山本裕之は音楽クラコ座のメンバーでありながら、普段は「呪術的なものから程遠い」(企画者談)作品を書く傾向にあります。そのような作曲家が今回の公演でどのような新作を披露するでしょうか?

呪術と現代音楽……一見ほど遠い関係にありそうで、実は音楽である以上切り離せない(かもしれない)テーマを、ぜひご体験ください。

音楽クラコ座vol.10「呪術的思考〜マジカル・シンキング」

2021年12月15日(水)19:00開演(18:30開場)

愛知県芸術劇場・小ホール

【プログラム】
アンドレ・ジョリヴェ《リノスの歌》二重奏版 (1944, fl, pno)
アンドレ・ジョリヴェ《リノスの歌》室内楽版 (1944, fl, vln, vla, vc, hp, pno)
クロード・ヴィヴィエ《パラミラボ》(1978, fl, vln, vc, pno)
ティエリー・エスケシュ《暗闇の歌》(1992, s-sax, pno)
フレードリク・ヘーデリーン《Akt》 (2003, vln, vla, vc)
山本裕之《境界》(2021, 世界初演, a-sax, b-cl)

【出演】
丹下聡子(flute)
葛島涼子(clarinet)
磯貝充希(saxophone)
二川理嘉(violin)
西尾結花( viola/ゲスト)
野村友紀(cello)
内本久美(piano)
山地梨保(harp/ゲスト)

【企画】
小櫻秀樹(音楽クラコ座代表)

【助成】
公益財団法人 朝日新聞文化財団、ARTS for the future!

全席自由* 一般3,000円、学生1,500円

サイトからご予約→ http://qulacoza.net/?page_id=356

Peatixから購入→ https://qulacoza10.peatix.com/view
(チケットレス。当日は受付で携帯画面を提示するだけです。)

*座席は当日受付にて選択いただきます。

本公演は、新型コロナ感染症対策を行います。客席の間隔を空け、会場の規定の換気を行い、受付では検温等の対応を実施致します。当日、発熱や咳、倦怠感など体調がすぐ
れない場合は来場をご遠慮ください(チケット購入済の場合は返金致します)。

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  1. ピンバック: 《境界》の初演 | Hiroyuki Yamamoto

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